冬を元気に過ごすアロマケア

風邪をはじめ冬に多いトラブル、喉の痛み、頭痛、肩こりなど、何とかならないものかしら?
と思っていらっしゃる方に、活用して頂きたい香りがあります。

市販されている香りは、香りそのものを楽しむ事が目的の物と、エッセンシャルオイルという名称で、100%の表記や原産国、容量などが明記されたものがあることは以前にもお知らせしましたが、香りの効能を求める場合は、必ず後者を選んで下さい。

<風邪のひき始め>

1. 鼻、喉のうがい

500mlペットボトルの水にティートリー2滴の割合で溶液をつくり、鼻と喉のうがいをします。鼻うがいは鼻腔の片方を指先でおさえて吸入し、直ぐに排出するとラクです。3回位繰り返します。

2. 熱がある時

暑めのお湯で足湯をします。
その時のエッセンシャルオイルはジュニパー
です。10分位温度を下げない様にたし湯をしながら行い、足を拭いて靴下で保温します。
終了後水分を十分とりましょう。

足湯は終了後に身体が温まり汗がでてきます。
下着を何度も取り替えるだけで風邪が回復することもあります。

3. 最後の大切なケア

ラベンダーとユーカリのオイルを胸に塗りましょう。出来れば痛くなる関節、膝や肘、腹部にも塗って下さい。
さらにペパーミントオイルを、熱の高い首の後ろや額に塗り、タオルなどで冷やしてあげましょう。

<喉が痛い時>

マグカップにお湯を入れ、ユーカリを一滴入れて吸入をします。マグカップの周りにタオルを巻いておくと肌触りも良く吸入効果を高めます。時間は10分程度。香りが感じられなくなったらユーカリをもう一滴加えます。

喉がれにはサンダルウッドを使いますが、香りが重たく数滴入れても余り香りません。
高価な香りなのでお湯で薄めず、マスクなどに直接つけて装着して下さい。

ユーカリやラベンダーをマスクにつけて装着するのも手軽で有効です。

<頭痛、肩こり>

頭痛にはラベンダーとペパーミントを使います。オイルに溶かしてマッサージするか、水で薄めて塗ると良いでしょう。
かつて私が頭痛に悩まされた時もこのオイルで毎日マッサージしていました。
大切な事は運動と連動すること。
身体の凝りは血行を良くすることで解決を早めます。デスクワークはコンをつめず、ストレッチを加えてみてください。

今回登場のエッセンシャルオイルは
ティートリー
ユーカリラジアータ
ジュニパー
ラベンダー
ペパーミント
でした。この5本揃っていれば、キット安心して元気な冬が過ごせると思います。

家庭でできる心地よい香りのケアは、私たちがこれから取り組むべき大切な予防法です。
それは病気の予防だけでなく、老化の予防、
ケガの予防、ボケの予防、ウィルスなど感染の予防など多岐にわたります。
ファッションとしての合成の香りでは決して望めないヘルスケアの担い手として、アロマテラピーはもっと大切にしたい暮らしのアイテムです。