「元気に長生きしてもらうため」、86歳の兄に贈った、ふたつのアロマクリーム

170731

6月末から1ヶ月間、兄夫妻は、知り合いを訪ねてロスからハワイ、東京、名古屋、神戸、広島、長崎、松本、塩尻、再び東京。健康を懸念されつつ、全ての旅程をこなし、昨日、無事元気にローランドハイツに戻ったと電話がありました。

ロス郊外にある、このローランドハイツは、聖職者としての任務を終了した、世界中の牧師や神父さまが集まっている所。私も5年前に訪問しましたが、広々とした戸建の、個々に異なる平家の家屋がならぶ、居心地の良い住まいです。

お向かいは中国の元神父様、お隣はフランスの元神父様、そのお隣は確かドイツの方だったかも。大切な役目を終えられ、国際色豊かな里ですが、老いは万国共通、かつての職業も問いません。なので、年ごとに増す身体の
節々の痛みもあちこちにあり、広島で再会した時も痛みを訴えていました。

そんな兄に、帰国前渡したのが、写真の痛みを取り除くクリーム(ボディクリーム)と、かゆみに有効なクリーム(フェイスクリーム)でした。ボディクリームは排泄、デトックス効果を目的にカスターオイルを加えたもの。
フェイスクリームは皮膚や粘膜の傷に有効なカレンデュラオイルに酸化対策としてオリーブオイルを加えたものです。

これをベースにして、痛みを取るボディクリームには、ローズマリーとペパーミント。
フェイスクリームにはカモミールジャーマンを加えました。

痛みは元気な日常に影を指します。兄が、広島で湿布を貼ったのを見て、私は今は良いけど、長期に貼らないでね。貼ったとこは血流が少なくなるので、痛みが解決するわけではないから。鎮静作用って書いてあるのはそのことよ。と苦言を呈した事に対して、私なりの責任(笑)をとって、アロマ版痛み止めクリームを渡そうと思ったのでした。

もうひとつのクリームの効果は、痒み対応です。身体の中に疲労や代謝不良があって、その毒素を身体が外に出したいと思った時、皮下からチクチクした刺激を与え、掻く事で毒素の排泄を促します。円滑な生命維持のための身体の働きですが、引っ掻き傷の多い所はそうした所です。また、老化と共に「炎症」というメカニズムも増えてきます。紫外線に弱くなったり、傷の治りが遅くなったり。カモミールジャーマンは炎症を防ぐ効果で知られています。すごい色の精油ですが、オレンジ色のクリームとまざって、濃いグリーンになりました。

帰宅後、早速クリームをつけた兄は、ホントに今朝は痛みが無いのよ!と不思議そうに電話してきました。これから私も少しずつ年を重ねて行きます。身体の中で起きている事に思いを馳せ、それに応じたアロマ対策を続ける事で、「元気に長生き」して行こうと思います。