気づかない身体の疲労

ここしばらくクッキングの内容ばかりだったので、たまには本業のケアもお伝えしたく、今回は身体の疲労のお話です。

食事は通常1日3回ですが、自分の身体ケアは1日どの位でしょうか?
大きく背伸びをする、ストレッチをする、歩くといった日常の運動も身体ケアですが、指先や手首、足首、細かな筋肉、ツボや関節などを丁寧に動かす事は更に大切なケアです。

お店にケアにいらっしゃるお客様は、もちろん自分の身体の健康に関心が高く、それなりに自分ケアはしていらっしゃるのですが、してもらうケアとは別物です。触る場所、角度や当たり具合などがまるで違う事に気づく事は、日頃から自分ケアをしているからこそ理解できることなのです。

現在、クッキングの後、昨年9月からの新しいオープンセミナーは人の身体に触る体験講座を実施しています。人を触る事で自分の事がわかる、人と比べた時の自分の硬さ、柔らかさはもとより自分の好きな触られ方、イヤな押さえられ方に至るまで。そして、身体はこんなにも硬く、疲れていること、ほんの5分、10分触ってもらっただけでスーッとラクになる事。
もちろんその中核は、押す場所、押さえ方、角度など、教えられた事を暗中模索で実践するワクワク感や、経験がモノを言う世界であることの実感などなど。楽しい雰囲気ながら多くの驚きと学びに包まれます。

こうした体験を通して、あるいはパーソナルケアを通して、皆さんがびっくりなさるのは自分の身体が、想像以上に疲れていた事!
悲鳴をあげていた事!
ケアを受けたから気づいたけど、あのままほっといたら確かに病気になるわよね!
気づけて、ケア出来て良かったわ!と皆さん笑顔で帰路につかれます。

頑張っている人や疲れやすい人は、毎月ケアを受けるのが良いでしょう。常に不調を感じている人は2週間ごとのケアからスタートし徐々に月1に移行するケアをお勧めしています。めったにいつおいで下さいと申し上げる事はなく、身体と相談して必要を感じたらおいで下さいと申し上げる事が多いのですが、ケアのサイクルは忙しさやストレスと大いに関係があります。

何だか疲れが抜けないと感じたり、身体が重いと感じたり、身体や顔のラインが崩れたと感じた時は確かに疲労が溜まった時です。
病気に移行しない様に、早めにケアを受けて自分の身体に目を向けましょう。若さやイキイキした活動は努力次第で誰にでも可能です。人を羨むより、人から羨ましく思われるよう自己管理にいそしんで下さい。

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