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カレンデュラのクリームつくりました!

image10連日の猛暑、梅雨明けの真夏さながらですが、まだ7月。これからが思いやられます。
そんな今年は、肌もさぞかし傷つきやすいだろうと思い、今朝、傷ついた皮膚や粘膜の修復に有効なカレンデュラクリームを作りました。

材料はカレンデュラオイル50ミリ、ホホバオイル20ミリ、オリーブオイル30ミリ、計100ミリのオイルに15gのミツロウ。
柔らかめのクリームです。

これに精油を入れて使いますが、ラベンダーはオールマイティ。肌にほてりがあればカモミール、シワが気になればネロリなど、自分流にカスタマイズして使いましょう。

手作りアロマの良い所は、100%ナチュラルな、身体や心に有効な香りである事はもちろん、手軽で、お子さんと一緒に作れる事。毎日に潤いと安心、やすらぎをもたらします。

香りブームで、人工の強い匂いが、洗剤やリンスなど、生活の大切なシーンに登場し、それに慣れない私たちは、自然の香りの恵をより有り難く感じます。

それは私たち大人だけでなく、子供も同じ。
「香り教育」と言うのは実はとても大切で、
人間の本能を豊かに育み、知能の発達にも影響します。豊かな情操教育に加えて、日々の暮らしに密着した、心地よい生活体験です。夏休み中に、クリーム作りを通して香り体験、おすすめです。

 

香りを右脳で選んだら...

珍しく風邪を引いてしまいました。
いつもなら鼻うがいや喉うがいで完治するのに、今回はジュニパーとブラックペバーの足湯、ユーカリの吸入、ユーカリとラベンダーオイルの塗布などの対策を重ねても、いつもの快適な状態にならず、加えるべきはマスクかな?と、ユーカリをつけて装着しても息苦しくてすぐに外したくなるのです。

万策尽きて、右脳で精油を選んでみました。
50本近く入ったトレイから今の自分に必要な精油を、目を閉じて意識を集中して選んだのは、パルマローザでした。
えっ、パルマローザ?確かに抗ウイルス作用や解熱作用もあるので、風邪にミスマッチでは無いものの、それならユーカリやラベンダーの方があるのになあ!と思いつつ、マスクに一滴つけてみました。

すると、ユーカリより息苦しくなく、むしろ、快適な大きな呼吸ができるのです。
ヘェ~と思いつつ、「84の精油」という手引き書でパルマローザを調べてみました。
思い通り解熱作用、抗ウイルス作用の他、情緒の安定や鎮静に有効で、感情にはっきりした影響を及ぼすことが記されています。

また、本には有りませんが、パルマローザは恐怖の感情を和らげる働きを持ちます。マスクをする事で、息苦しい、息ができないという身体から発信される恐怖を、やわらげる働きを発揮してくれたのでしょう。
お陰でユーカリとパルマローザを一滴ずつ付けたマスクをしたまま眠ることが出来ました。

人によって香りに対する身体や心の反応は様々です。したがって選ぶ精油も様々ですが
その違いがそれぞれの隠された特性の一端を表しているのです。私の場合はいつかどこかで身体が覚えた恐怖が、マスクの息苦しさに反応し、パルマローザでの気づきにつながったのでしょう。風邪は身体全体の調整をするのでたまには引いた方が良いといわれますが、体調を崩した時ほど、自分の身体はその本性を表します。わずかな感情の滞りも大切にほぐしてあげられるアロマテラピーの底力を是非皆様にお伝えしたいと思っています

今月から始まるオープンセミナーの「健康チェック」は、まさにその精油の底力を学ぶ講座です。ご興味があれば是非受けてみてください。

気づかない身体の疲労

ここしばらくクッキングの内容ばかりだったので、たまには本業のケアもお伝えしたく、今回は身体の疲労のお話です。

食事は通常1日3回ですが、自分の身体ケアは1日どの位でしょうか?
大きく背伸びをする、ストレッチをする、歩くといった日常の運動も身体ケアですが、指先や手首、足首、細かな筋肉、ツボや関節などを丁寧に動かす事は更に大切なケアです。

お店にケアにいらっしゃるお客様は、もちろん自分の身体の健康に関心が高く、それなりに自分ケアはしていらっしゃるのですが、してもらうケアとは別物です。触る場所、角度や当たり具合などがまるで違う事に気づく事は、日頃から自分ケアをしているからこそ理解できることなのです。

現在、クッキングの後、昨年9月からの新しいオープンセミナーは人の身体に触る体験講座を実施しています。人を触る事で自分の事がわかる、人と比べた時の自分の硬さ、柔らかさはもとより自分の好きな触られ方、イヤな押さえられ方に至るまで。そして、身体はこんなにも硬く、疲れていること、ほんの5分、10分触ってもらっただけでスーッとラクになる事。
もちろんその中核は、押す場所、押さえ方、角度など、教えられた事を暗中模索で実践するワクワク感や、経験がモノを言う世界であることの実感などなど。楽しい雰囲気ながら多くの驚きと学びに包まれます。

こうした体験を通して、あるいはパーソナルケアを通して、皆さんがびっくりなさるのは自分の身体が、想像以上に疲れていた事!
悲鳴をあげていた事!
ケアを受けたから気づいたけど、あのままほっといたら確かに病気になるわよね!
気づけて、ケア出来て良かったわ!と皆さん笑顔で帰路につかれます。

頑張っている人や疲れやすい人は、毎月ケアを受けるのが良いでしょう。常に不調を感じている人は2週間ごとのケアからスタートし徐々に月1に移行するケアをお勧めしています。めったにいつおいで下さいと申し上げる事はなく、身体と相談して必要を感じたらおいで下さいと申し上げる事が多いのですが、ケアのサイクルは忙しさやストレスと大いに関係があります。

何だか疲れが抜けないと感じたり、身体が重いと感じたり、身体や顔のラインが崩れたと感じた時は確かに疲労が溜まった時です。
病気に移行しない様に、早めにケアを受けて自分の身体に目を向けましょう。若さやイキイキした活動は努力次第で誰にでも可能です。人を羨むより、人から羨ましく思われるよう自己管理にいそしんで下さい。

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