脱水症状とサンダルウッド

image1今朝、ロス在住の兄から電話。毎月の話題と異なり、体調不良で旅行を断念したとのこと。ロスからハワイに移動中機内で体調を崩し、乗り合わせたドクターから脱水症の状態と診断され、長男の住むハワイでセカンドオピニオンもお願いして療養に努めて居ましたが、長女の住むオーストラリアに向けて出発しようとした矢先、身体が動かず止む無く断念し、オーストラリアで落ち合うはずの姪にも連絡し、一段落してから事の成り行きを私に伝える電話でした。

兄は今年84才。ハワイの教会で牧師としての定年を迎えた後、ロスに住まいを移し、悠々自適な老後を楽しんでいますが、今回のような体調不良を聞いたのは初めてです。

脱水症状は加齢現象の一つです。身体は、中心部から乾燥し始めると言われています。つまりのどや気管や膀胱や膣など、身体の真ん中にある器官から乾燥が始まり、粘膜を形成する内蔵全体に広がっていくものと思われます。

アロマではそうした対策にサンダルウッドを使います。著書「アロマの恵み」30ページもお手持ちの方は見て頂きたいのですが、サンダルウッドの幹の、心材と呼ばれる部位から採取される精油は、身体の真ん中に潤いを届ける働きをもちます。サンダルウッドをビン口からゆっくり吸い、心の安定をはかるラベンダーを焚くようアドバイスしました。

ココナッツウォーターの少しトロミのある飲料が良いと聞いて飲んでいると言っていました。そう、トロミのあるものは保湿に良いですね。ハーブティーではマローブルーが良いです。乾燥すると傷つきやすい粘膜の修復にカレンデュラもオススメです。

医療の手が届きにくい所、理解できない機序にもアロマの知恵を当てはめれば、なるほど!と納得できる事が沢山あります。兄の健康回復を祈りつつ、同じ症状に襲われた時に「転ばぬ先の杖」になれば幸いです。