公開講座「腹腔・生殖器系とアロマ」を終了して

今回も新しく、といっても10年振りだそうですが,1名加わっていただき、土曜、火曜合計10名の皆さんで公開講座を開催しました。真夏の太 陽がサンサン と降り注ぐ中をお越しいただいたので、講座の初めは、「頭を冷やす」ことから始めました。良く取り入れる方法ですが、ローズマリー、ペパーミント、レモン の3%ローションを、平たい小皿に取り、4本指全体に浸して頭皮につけます。首の後ろ、こめかみ、耳の後ろ、頭のてっぺんなどにくまなくヒンヤリローショ ンをつけると、頭全体がスースーと冷却され、気分もすっきりします。そして、準備万端。今日の講座の始まり。。。となるのですが、ここで、前回話し忘れた ことがあり、ひとつ前の消化器系に逆戻りします。

消化器系の不調を見定める一つの目安に、首の胸鎖乳突筋という筋が張っているかどうかがあります。デトックスクリーム片手に参加の皆さんお一人ずつ チェッ ク&ケア。痛い!という悲鳴や、痛みをこらえた顔のゆがみや、ゆるんだ表情を織り交ぜつつ終了。砂糖毒のあらわれるところや胃腸のツボをおさらいした後、 やっと本題に入ります。

まず女性ホルモンのお話から。生理周期の復習と精油の中の女性ホルモン。それらを使った生理痛、生理不順対策。その延長線上の更年期、骨粗しょう症 対策な ど。精油の有効性を体感できる妊娠・出産だけでなく、女性の一生は女性ホルモンと共にあります。女性らしくという言葉は感情に敏感に作用する女性ホルモン に、良い刺激を与えること、つまり心が穏やかになり、少しでも前向きになれる言葉や態度を発信することが、女性としての存在感を示すことになるのではない でしょうか。
女子力が高い、という最近の言葉も、そうした心遣いを忘れない女性だという
評価なのでしょう。でも忘れてはいけないのは,周囲への心遣いばかりが先行して、自分への心遣いを忘れてしまうのは、もっての他です。自分への心遣い、つまり、日々の自分ケアを忘れずに行うこと。死ぬまで女性でいるための日々の鉄則です。

講座に参加された方は、日々行うべきたくさんのエクササイズを習得されました。これらをご自宅で実行されるか否かは、各自のやる気一つですが、エク ササイ ズをこなす意味を学ばれているので、きっと次回開催までには、ワンランク上の女性らしさが感じられることでしょう。8月の講座はお休みさせていただきます ので、9月8日(火)、12日(土)にまたお会いできることを楽しみにしております。その時には著書も届いていますので、それをテキストにしながら「循環 器とアロマケア」のお話をさせていただきます。実習を中心に展開しますので、お帰りの頃には血液もリンパも巡っている実感を持っていただけると思います。

暑い夏を、精油で涼しく、快適にお過ごしください!